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よくある質問

脳ドックはどんな検査?
脳の内部まをすみずみチェック、早期発見で脳卒中などを未然に防ぐための検査です。
●最新の画像検査・MRI、MRAがモノを言う!!

死亡率は低下傾向にあるとはいえ、マヒや言語障害などの後遺症が残ることの多い脳卒中は、油断のならない病気です。通常の人間ドックでは脳の検査を行わないので、こうした病気を防ぐため、脳の内部を詳しく調べる「脳ドック」が近年、注目されています。

脳ドックの検査の内容は、MRI(磁気共鳴断層撮影)・MRA(磁気共鳴血管撮影)検査、血圧測定、血液検査、心電図、脳波測定、問診などです。中でも画像により脳の内部が一目りょう然のMRI、MRA検査は、脳ドックの威力を見せつけてくれます。

MRIでは、脳を輪切りにした画像を映し出し、脳の血管に詰まっているところ(脳梗塞)や脳腫瘍などがないかどうか調べます。またMRAでは、脳の血管を映し出すことで、くも膜下出血につながる脳動脈りゅうを発見できます。どちらも安全で 痛みもありません。
もやもや病はどんな病気?
日本人に多い原因不明の脳血管の病気で、脳の血行が悪くなり、さまざまな症状を引き起こします。
●脳の中に現れる「もやもや血管」

もやもや病は、1950年代に日本の脳外科医によって確認された脳血管の病気で、正式な病名を「ウィリス動脈輪閉塞症」といいます。脳血管撮影を行うと、 脳の深い部分にある動脈が細くなったり、詰まってしまっていて、もやもやとした細い血管が映ることから、この病名がつきました。発症原因は不明ですが、諸外国に比べ日本人に多く、厚生労働省の特定疾患(難病)に指定されています。

●子どもでは脳虚血発作、大人では脳出血が起こる

もやもや病には、5~10歳くらいまでの子どもによく起こる若年型と、30-40歳代を中心とした成人に発症する成人型があり、それぞれで異なった症状がみられます。

まず若年型では、突然、手足に力が入らなくなったり、言語障害、意識障害、けいれんなどが起こります。脳の中の血管が細くなったり、詰まってしまうと、脳内に十分な血液が流れなくなるため、このような症状が起こるのです(脳虚血発作)。-過性の発作であれば、自然に治まることが多いのですが、脳梗塞を発症してしまうと、神経障害などの後遣症が残ってしまう場合もあります。

一方、成人型では、脳出血(脳の中の血管が破れて出血すること)を起こすケースが多くみられます。突然の頭痛や嘔吐、意識障害などの症状を伴います。どちらのタイプも症状の再発を繰り返すのが特徴です。

●場台によっては血行改善の手術も

もやもや病の診断は、症状と画像診断(MRI、脳血管撮影など)によって行います。治療方法は、原因が不明なため確実な方法は現在のところありませんが、脳虚血や脳出血の発作が起きている場合は、まずそれを取り除く治療が先決です。症状が治まれば普通に生活できますが、失語症などの後遣症が残った場合にはリハビリを行ったり、けいれんを起こす可能性があるときは、抗けいれん薬を服用する場合もあります。

また外科的治療として、頭がい骨の外を流れている血液を脳の内部に導き、脳の内部の血液を増やすための手術を行うことがあります。
急性硬膜外血腫・急性硬膜下血腫はどんな病気?
頭部のけがで脳を覆う膜から出血血のかたまりが脳を圧迫します。
●手術ですみやかに血腫を取り除く

脳の組織の表面は、三層の膜(外側から硬膜、〈も膜、軟膜)で覆われています。交通事故や転落、スボーツ時のけがなどによって頭部にダメージが加わると、これらの膜にある血管から出血し、膜と頭がい骨の間や、膜と膜の間に血のかたまり(血腫)ができてしまうことがあります。血腫が大きくなると脳が圧迫されて危険な状態に陥るので、できるだけ早く手術で血腫を取り除く必要があります。

一番外側の硬膜にある血管から出血し、頭がい骨と硬膜の間に血腫ができたものを「急性硬膜外血腫」、硬膜とその内側にある、くも膜の間の血管から出血して血腫ができたものを「急性硬膜下血腫」といいます。どちらのタイプでも、けがをした直後は意識がはっきりしませんが、しばらくすると意識が戻り、元気になることもあります。しかし、血腫が大きくなるにつれて、数時間内に再び意識障害が起こってくるのが特徴です。

急性硬膜外血腫では動脈から出血するため、急速に血腫が大きくなっていきます。大きくなった血腫は脳を圧迫し、脳へルニア(血腫に押されて、脳の組織の一部が正常な位置からはみ出してくる状態。脳の深部の脳幹が圧迫されると呼吸停止や心停止を起こす)を誘発するので、すぐに手術を行って血腫を取り除く必要があります。手術前に脳圧の上昇がみられたら、脳圧降下剤などを使用して脳圧を下げます。脳へルニアが起きる前に手術ができれば、予後はよくなります。

一方、急性硬膜下血腫は静脈からの出血で、血腫が大きくなるスピードも比較的ゆっくりです。しかし、大きな静脈から出血した場合や脳挫傷(脳の表層に切れ目やむくみ、脳内出血などの損傷が起きた状態)に伴って起きたケースなどでは、症状が現れたときには血腫がかなり大きくなっており、脳へルニアを起こす危険も高いといえます。そのため、やはり早期に血腫の除去手術を行う必要があります。
下垂体腫瘍はどんな病気?
ホルモン分泌器官にできる腫瘍多くは良性で手術による削除が一般的です。
下垂体(脳下垂体)は頭蓋内のほぼ中心、眉問の奥にある、小指の先ほどの大きさの器官です。

6種類のホルモン(成長ホルモン、乳汁分泌ホルモン、副腎皮質刺激ホルモン、甲状腺刺激ホルモン、性腺刺激ホルモン、抗利尿ホルモン)を分泌しています。この部分にできた腫瘍を下垂体腫瘍といい、脳腫瘍全体の約15%を占めるとされています。

大部分は下垂体自体から発生した良性腫瘍(下垂体腺腫)のため、薬物療法や外科的療法などの適切な治療を受ければ、ほとんどの人が以前と変わらない生活を送ることができます。「垂体腫揚の症状としては、腫瘍がホルモンを分泌するものと分泌しないもの、また分泌するものではどのホルモンを分泌するのかによって若干異なりますが、全般的には疲れやすくななどがみられるようになります。また、腫瘍が大きくなって周囲の神経組織を圧迫すると、視力・視野障害が起こってくるのが特徴です。

下垂体腫瘍の診断は、頭部X線撮影やCT、MRIなどの画像診断、またホルモン分泌量の詳しい検査などをした上で行います。必要に応じて、眼科や耳鼻科での検査をすることもあります。また、最近では、脳ドックなどで腫瘍が小さいうちに見つかるケースもあります。

治療では、腫瘍を外科的に摘出するのが-般的です。その際の方法としては、開頭手術と経鼻的手術があります。経鼻的手術は、上唇の裏の歯茎のつけ根を切開し、専用の鼻鏡を下垂体まで入れ、腫瘍のみを切除するという方法です。また、これらの方法にガンマナイフといわれる放射線療法を併用することもあります。術後にはホルモン療法を行います。
高脂血症(脂質代謝異常症)とは?
血清コレステロール220mg/d1以上
血清トリグリセライド150mg/d1以上

血液中の脂質(脂肪)が異常に多い状態を高脂血症といいます。
●血液の中には脂質(脂肪類の総称)として、コレステロール、中性脂肪(トリグリセライド)、リン脂質、脂肪酸などがあります。 この中で、特に動脈硬化と関連するのはコレステロールと中性脂肪(トリグリセライド)です。

●高脂血症は何故治療しなければならないか

  高コレステロールという病気は直接痛みを発したり、呼吸が苦しくなるような病気ではありません。では何故治療しなければならないのでしょうか。

下の図1は、動脈硬化のない若々しい血管です。ところが高コレステロールの状態が続くと、何年もかけて図2のように血管の動脈硬化が進んできます。しかし、図2のような状態になっても症状が出ることはまずありません、この状態がもっと進行すると、ある日突然、動脈がつまって脳梗塞や心筋梗塞などの命にかかわる病気を起こしてしまいます.



脳梗塞や心筋梗塞が起きてから何十年も戻って動脈硬化を治療することは出来ません。つまり症状がないときから,将来の脳梗塞や心筋梗塞を予防するために冶療をすることが大事なのです。
脳卒中とは?
脳出血と脳梗塞に大別されます。激しい頭痛や意識障害が現れたら、すぐに病院へ!
脳卒中とは脳血管障害の総称で、主なものには脳出血、くも膜下出血、脳梗塞があります。

脳梗塞はさらに脳血栓(狭くなった管に血のかたまりがつまる)と脳塞栓(心臓の中などにできた血のかたまりが脳に運ばれ、血管につまる)に分けられます。

●もっとも危険なくも膜下出血 激しい頭痛が特徴

脳卒中の中でもっとも命を落す危険が高いのが、くも膜下出血です。

これは、〈も膜の下の動脈にできたコブ(動脈瘤)が破裂して出血を起こすもので、発症して8時間以内に35%ほどの人が死亡するといわれています。特徴は、突然起こる後頭部の激しい頭痛です。このような頭痛が起こったら、症状がおさまっても放置せず、すぐに脳神経外科を受診することが大切です。そのままにしておくと同じ場所で再出皿を起こしたり、マヒや失語症など重い障害が残る確率が高くなります。症状が軽度~中程度なら、早い時期に再出血を防ぐための手術を行います。

●脳梗塞は前ぶれ症状を見のがさない

脳卒中の中でも急増しているのが脳梗塞です。

脳梗塞になると言語障害、運動マヒ、意識障害などがみられますが、前ぶれとして手足のしびれや舌のもつれなどの症状が出ることがあります。こうした症状を見のがさないようにしましょう。治療では脳の腫れをおさえたり、血のかたまり(血栓)を溶かすために血栓溶解剤などを用いて薬物療法を行うのが一般的です。心臓の病気がある場合は、心臓の中に血のかたまりができないように抗凝固剤を服用したり、手術を行うこともあります。

●脳出血は高血圧がひきがねに 

脳出血では脳の小さな動脈が破れて出血が起こります

運動中や入浴中など血圧が急に上がったときに起こることが多く、高血圧を持った中年以降の人に多くみられます。
症状は頭痛、吐き気、嘔吐などで、手足のマヒや意識障害などもみられます。治療は、出血の場所や量にもよりますが、薬物療法により脳のむくみを避け、脳細胞の働きを改善する治療を行ったり、場合によっては、破れた血管から流れ出た血のかたまりを除く手術を行うこともあります。
脳卒中の診断はCTやMRI、脳血管撮影などによって行います。病気の診断がついたら、適切な治療を行いながら、半身マヒや言語障害が後遣症として残らないように、早くからリハビリをして社会復帰を図ります。
脳卒中を予防するには、日頃から食生活に気をつけ、塩分やコレステロールをとりすぎないようにしたり、適度な運勤を心がけることが大切です。また最近は脳ドックなどで行われるMRI検査によって脳の血管の状態を調べることができるので、心配な方は年に1回くらい検査を受けるとよいでしょう。
脳卒中で倒れたときの応急処置
脳卒中が疑われる症状で倒れたら、すぐ救急車を!軌道の確保も重要。
●家族が突然意識を失って倒れ、大いびきをかいたまま目を覚まさない。あるいは、突然バットで殴られたような激しい頭痛を訴えて苦しんでいる。

このような症状がみられたら、脳卒中(脳出血、脳梗塞、〈も膜下出血の総称)が疑われます。冬場は入浴時などに血圧が急激に変動し、脳に十分血液が回らなくなることなどにより、脳卒中を起こす人が増えます。発症後早期に治療を開始しないと生命の危険も少なくないため、家族や周囲の人の速やかな応急処置が救命の鍵を握ります。

家族が突然このような状態で倒れたら、まず名前を呼んで意識の有無を確かめます。このとき、体をゆすったり、ほおをたたいたりしてはいけません。名前を呼んでも意識がなく、あったとしても激しい頭痛や吐き気が続くときは、特に危険な状態と考えられます。すぐに救急車を手配し専門病院に搬送してもらう必要があります。

救急車を呼ぶときは、住所や名前、年齢と、「今どんな症状で、いつから、何をしていてそうなったのか」を落ち着いて要領よく話します。

●病人の移動は3人以上で行う 

救急車が来るまでの間には、窒息を避けるために倒れた人の上半身を高くし、頭がやや反った姿勢をとらせましょう。また、3人以上の人手があれば、安静にできるいちばん近い場所に、首や頭に振動を与えないように注意しながら、移動させてもよいでしょう(特にトイレや浴室で倒れた場合)。移動するときは、一人が頭と背中とが一直線になるようにして上半身を抱え、もう一人が腰を、残った一人が足を持って運びます。

以前は、「脳卒中で倒れたら、その場から絶対に動かさない」というのが鉄則でしたが、最近では、脳に刺激を与えない程度の移動なら構わないといわれています。しかし、自分一人しかいないときに無理して運ぶ必要はありません。乱暴な動きによっては出血がひどくなる危険性があるためです。

また、吐き気があるときは顔を横向きにし、吐いた物で気管が詰まらないようにしてください。お年寄りで入れ歯をしている場合はすぐに取ります。衣服はゆるめてください。
慢性硬膜下血腫とは?
頭部の外傷が原因で硬膜に血の固まりが出来、数ヵ月後に神経症状を発作します。
●めまいや頭痛、意識障害やマヒなどが!

転んだり交通事故にあって頭に外傷を受けると、数ヶ月ほどして突然性格が変わったり、てんかん発作が出るなどの神経症状が現れることがあります。
そうした状態のときに脳を検査すると、頭の一番外側を包んでいる硬膜という場所の下に、大きな血の固まり(血腫)が発見される場合があります。この状態を慢性硬膜下血腫といいます。頭部の外傷そのものは軽度であることが多く、神経症状は外傷が治って、忘れかけていたころに出てくるケースが多いようです。

慢性硬膜下血腫の一般的な症状は次のとおりです。まず、めまいや頭痛がみられ、家族や周囲の人から見て、「少しおかしいな」という程度の意識障害や体の一部分にマヒが現れることもあります。その後、次第にめまいや頭痛がひどくなり、筋力が低下してくることもあります。こうした症状が数日続くような場合には、脳神経外科を受診して検査をしてもらう必要があります。

●CTやMRlで診断後、手術で血腫を洗い流す

頭痛やめまい、マヒといった症状は脳出皿や脳梗寒でもみられますが、脳出血や脳梗塞は急激に症状が現れるのに対して、慢性硬膜下血腫では、数日かけてゆっくり症状が現れてきます。こうした違いをあらかじめ知っておくとよいでしょう。

病院ではCTやMRIなどの装置を使った検査によって、すぐに診断がつきます。慢性硬膜下血腫と診断された場合の治療法は、手術によって血腫を洗い流すのが、現在では最も効果的とされています。他の病気がなく、慢性磁膜下血腫のみが原因で先に述べたような症状が起きている場合には、この治療法で完全に治すことができます。

気をつけなければならないのは、お年寄りがこの状態になったときです。神経症状を老人性痴呆の始まりと誤解され、放置されてしまう恐れがあるからです。お年寄りの状態が「いつもと違う」と感じたら、数週間前に軽い転倒をしなかったかを確認したうえで、早めに受診させましょう。
一過性脳虚血発作(TIA)とは?
脳梗塞の前ぶれ症状、見逃さずに早期の受診を!
●一過性脳虚血発作(TIA=Transient lschemic Attack)とは

脳梗塞の前ぶれ症状のことで、一時的に手足にマヒがみられたり、言葉がしゃべりにくくなったりすることをいいます。

TIAは、心臓や頚動脈からはがれて流れてきた小さな血のかたまり(血栓)が脳の血管で詰まり、そこから先に血液が流れなくなることによって起こります。しかし、しばらくして血栓が溶けて再び血液が流れ出すと、症状は改善されます。多くは数分から数十分ほどで改善されることが多いので、気のせいや働きすぎのせいにしがちです。しかし、TIAを起こしても放置していると、やがて高い確率で脳梗塞を起こすことがわかっています。そのため、TIAは脳梗塞の「警告発作」だといわれているのです。

TIAと思われる発作に見舞われたら、すぐに脳神経外科を受診しましょう。診察では、病歴や症状を聞いたうえで、CTやMRI(磁気共鳴画像診断装置)などで脳の状態を検査したり、造影剤を注入して血管の詰まっている場所を確認します脳血管造影)。なお脳皿管造影は苦痛を伴う検査といわれてきましたが、最近では造影剤やカテーテル(管)を入れる方法も改良されてよくなったので、苦痛は少なくなっています。なお、検査にかかる時間は1時間ほどです。

脳梗塞の発症を予防するには、TIAが起こる前に脳血管の異常を発見することも非常に有用です。 この目的で実施されているのが脳ドックです。

脳ドックの検査項目は、施設により異なりますが、

  • MRI検査
  • CT検査
  • 頭部X線検査
  • けい部の動脈や心臓の超音波検査
  • 脳波検査
  • 心電図
  • 血液検査・尿検査、などです。

脳梗塞の死亡率は低下していますが、発症率そのものは決して低下しておらず、発作後の後遣症に悩まされている人も少なくありません。脳ドックを利用したり、TIAがみられたらすぐに受診するなど、脳梗塞の早期発見、早期治療に努めてください。
骨粗しょう症とは?
骨粗鬆症とは、骨の中のカルシウム、タンパク質、リンの量が減少するために、骨の密度が小さくなり、骨が非常にもろくなる状態をいいます。
●骨粗鬆症の症状

骨粗鬆症とは、骨の中のカルシウム、タンパク質、リンの量が減少するために、骨の密度が小さくなり、骨が非常にもろくなる状態をいいます。

高齢者、とくに閉経後の女性に多く起こります。腰や背中に慢性的な痛みやだるさを感じたり、夜中にからだを急に動かしたときに、腰や背中に鋭い痛みを感じたりすることのある人はこの病気の疑いがあります。

腰や背中の痛みは高齢になれば仕方のないことだなどとあきらめてしまってはいけません。
ほうっておくと症状は進んでしまい、尻もちをついたり、重いものを持ち上げたリして背骨に急に力が加わったとき、背骨の骨折が起こったり、ちょっところんだときに手首や下肢のつけ根(大腿骨)の骨折を起こしやすくなります。

骨粗鬆症は高齢者に多く起こるので、骨の単なる老化現象であると思われますが、ただの老
化現象ではなく、その上にさまざまな原囚が加わって起こる病的な状態なのてす。
最近では、高齢者の人口が増加してきたために、この病気の患者さんの数も増え続け、現在では六五歳以上の人のおよそ三人に一人はこの病気の疑いかあるといわれています。ですからこの病気の診断と治療は、これからますます重要になってくると思われます。

骨粗窓症の原因については、今までに沢山の研究が行われ、次第に明らかになってきましたし、多くの有効な治療法も開発されてきました。 少しでもこの病気の疑いがある人は、骨量の測定やレントゲン撮影などで早期に詳しい検査を受けることが必要です。また骨粗鬆症という診断を受けた患者さんでも、主治医の指導のもとで治療と生活の改善を行えぱ、かならず症状はよくなリますので、根気よく療養を続けることが必要です。骨粗鬆症の治療にはくすりによる治療、装具による治療などがありますが、日常生活の改善も大切なことなのです。


●骨粗鬆症の原因

骨粗鬆症の患者さんでは、さまざまな原因によって、骨の量が減少し、骨がもろくなって、慢性の痛みや骨折が起こります。
こうした症状がもっとも現れやすいのは背骨です。


それは、背骨が体重を主柱として大きな役割を果たしていて、外からの力が一番かかる骨だからです。もろくなった背骨は骨折を起こしやすく、一部がつぶれ、変形して、ひどいねこ背になったりします。

骨粗鬆症はさまざまな原因で起こります。そのひとつにカルシウム摂取量の不足があります。
カルシウムは骨をつくりあげる大切な成分ですが、骨粗鬆症の患者さんではその摂取量が少ないといわれています。

また私達のからだの中では数多くのホルモンが互いにバランスをとりながら働いています。そのひとつの副甲状腺ホルモンには骨の成分が血液中に溶け出していくのを促す働きがあり、カルチトニンというホルモンにはそれを防ぐ働きがあります。ですからこの二つのホルモンのバランスが崩れ、溶け出す成分の量が多くなると、全体の骨の量は減少し、骨粗鬆症が起こります。女性ホルモンであるエストロゲンにもこの副甲状腺ホルモンの働きをおさえる性質があり、骨粗鬆症が閉経後の女性に多く起こるのは、エストロゲンの不足に関係があるとされています。

ビタミンDはからだの中に入ると肝臓と腎臓で活性型ビタミンDとよばれるものに変化しますが、この活性型ビタミンDには腸からのカルシウムの吸収を促進する働きがあります。ですからビタミンDが不足したり、ビタミンDを活性型ビタミンDに変える働きがうまくいかないと、腸から吸収されるカルシウムの量が少なくなり、骨をつくる働きが弱まって骨粗鬆症が起こります。また長期間動かずにいることもこの病気の原因の一つとされています。こうした原因によって骨の量が減り、慢性の痛みや骨折が起こります。

●骨粗鬆症の治療

骨粗鬆症の治療の目的は、腰や背中の痛みなどの症状自体を取り除くことと、骨の形成を促
したり、骨の成分が血液中に溶け出すのを阻止することにあり、そのためにいろいろのくすりが使われています。中にはカルチトニンのように両方の作用をそなえたものもあります。

●骨粗しょう症の食事療法
-カルシウムいっぱいの食生活を心がけましょう-
カルシウムの多い食品
(カルシウム200mgを含む食品)
カルシウムの吸収を助ける
(ビタミンDが多い食品)
*スーパーなどで売っているものは機械干しでビタミンDが少ないため、利用する前に外に干すようにすると良いでしょう。
カルシウムの多い食品
(カルシウム200mgを含む食品)
カルシウムの吸収を助ける
(ビタミンDが多い食品)
*スーパーなどで売っているものは機械干しでビタミンDが少ないため、利用する前に外に干すようにすると良いでしょう。


●毎日の力ルシウム摂取量は800mgが目標

骨粗鬆症の予防・治療のためには、毎日800mg以上のカルシウムを含む食事をする必要がある
といわれています。このためには、カルシウムの豊冨な食品を生かした食事を心掛けましょう。


●力ルシウムの豊富な食品を献立に

カルシウムの一番とりやすいのは牛乳で、毎日1~2本はとりたいものです。またスキムミルクは脂肪分が少なく、低カロリーの粉末なので、いろいろな料理に使えます。野菜スープや出し巻き卵に入れたり、フライの揚げ粉に混ぜたりして使うなど様々な工夫ができます。


●力ルシウムの吸収を助ける食品

カルシウムは吸収されにくい栄養素ですが、ビタミンDはその吸収を助ける働きがあります。卵、魚、乾物などに多く含まれるので、これらの食品を献立に加えましょう。また、ビタミンDは紫外線を浴びることで、カルシウム吸収に役立つタイプのビタミンDに変化するので、できるだけ外に出て日光を浴びましょう。

●力ルシウムの吸収を邪魔する食品

インスタント食品や冷凍食品に添加されているリンは、カルシウムの吸収を妨げますので、こうした食品の摂りすぎは避けましょう。また、塩分の摂りすぎは、せっかくのカルシウムを排泄させるので、注意が必要です。

●バランスの良い食事を心掛けましょう

一食の中に必ず主食、副食、野菜があり、それにカルシウム源をプラスするようにして、バランスの良い食事を心掛けましょう。調理ずみ食品を利用する場合でも、乳製品や野菜の総菜を加えたり、塩分の多い即席めんのスープは残して減塩をはかるなどの工夫でバランスのよい食事ができます。カルシウムに限らず栄養素は食事からとるのが基本ですが、牛乳、乳製品が嫌いな人、病気などで消化吸収力が衰えている人は、カルシウムを強化した菓子や飲み物を利用してもよいでしょう。
食生活ここがポイント

主食・副食・野菜そしてカルシウム

一食の中に必ず主食・副食・野菜を組み合わせたバランスのよい食事、それにカルシウムの豊富な食品をプラスすること、これがポイントです。

調理済み食品も工夫次第

調理済み食品はどうしてもリンと塩分が多いので、利用するときは工夫が必要です。次のような組合せで利用しましょう。
●腰痛の原因と対策

背骨は人間のからだの中心となって、体重を支える大切な働きをする骨です。骨粗鬆症の患者さんではとくにこの背骨がもろくなります。
ですからちょっと尻もちをついたり、何かを持ち上げようとしてわずかな力がかかった場合でも、背骨やその周辺の骨の骨折を起こし、急性の鋭い痛みを訴えることがあります。
このようなときには、すぐに動いたりせずに、本人のいちばん楽な姿勢で横になって、専門医の診断を待つことが大切です。

しかし大部分の骨粗鬆症では、腰や背中に慢性のにぶい痛みやだるさを訴えることのほうが多いのです。
これは、背骨の微小な骨折などによる場合もありますか、ほとんどは背骨の周囲の筋肉に原因がある痛みです。
背骨は、もろくなると、からだを支える力も次第に弱くなってきます。
そのため背骨の周囲の筋肉は、背骨に代わってからだを支えなければならないので過労状態になり、腰や背中の慢性的な痛みを引き起こすことになるわけです。


こうした腰や背中の痛みがある場合には、痛みが急性の激Lいものてなければ、自分から積極的にからだを動かすように努力することが必要です。

もちろん無埋をしてはいけませんが、腰背筋や腹筋を強くするための軽い体操はできるだけ早い時期から行うようにします。毎日一定時間散歩をすることも効果的です。


こうした連動は腰背筋の血液循環をよくして慢性の腰背痛をやわらげる効果があります。 さらに運動を通じて腰背筋が強くなれば、筋肉自身が、もろくなった背骨を支え安定させる、いわば自然のコルセットの役割を果たしてくれることになリ、骨粗程症の進行をくいとめることにもつなかるのてす。
できるだけ動くこと、反射神経をおとろえさせぬように毎日軽い運動をすること、これが骨粗鬆症予防の基本です。
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