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予防接種

おたふく風邪

おたふく風邪(流行性耳下腺炎)

流行性耳下腺炎(おたふく風邪)は4類感染症定点報告疾患で、学校伝染病の第二種伝染病とされており、耳下腺の腫脹が消失するまで登校停止になります。

疫学

わが国では毎年地域的な流行がみられており、1989年の流行までは3~4年周期で増減がみられていましたが、1989年にMMRワクチンの接種が始まり、1991年には調査が始まって以来の低い流行となりました。
その後緩やかに患者報告数が増加し、1993年にMMRワクチンが中止されると、1994年以降再び3~4 年周期での患者増加がみられるようになっています。

患者の年齢は、0歳は少なく、年齢とともに増加し、4歳が最も多い45~47%となっております。
続いて5歳、3歳の順に多く、3~6歳で約60%を占めています。

病原体

流行性耳下腺炎は、大きさは100~600nmの1本鎖RNA ウイルスであるムンプスウイルスによって起こされます。
ウイルスは唾液、血液、尿、便、髄液、乳汁にみられ、唾液のウイルスは耳下腺腫脹の6日前から腫脹後9日までみられますが、感染性は耳下腺腫脹開始前後がピークです。

臨床症状

潜伏期間は14~24日で、好発年齢は3~6歳です.発熱(時に無熱)、耳下腺の腫脹で始まり、耳下腺の腫脹は一側、両側、時期がずれて両側の場合もあります.圧痛を伴いますが、細菌性耳下腺炎のように発赤を伴うことはありません。

会話や咀嚼の際、酸味のあるものを食べた際に痛みが増すのも特徴です。約1~2週間の経過で耳下腺の腫脹は軽快します。

合併症

髄膜炎、脳炎は小児に多い合併症で、流行性耳下腺炎の10%程度にみられます。
精巣炎、精巣上体炎は、思春期以降の年長児や成人例の15-35%にみられ、多くは唾液腺腫脹後1週間以内に起こりますが、不妊症になる頻度は高くありません。
卵巣炎は、思春期以降に合併しますが、その頻度は稀です.膵炎の頻度は比較的高いですが、軽症です。

難聴は、通常一側性、時に両側性の感音性難聴で、出現頻度は1:15,000と低いのですが、難治性です。

治療・予防

ムンプスウイルスに直接効く治療薬や治療法はなく、輸液療法、鎮痛・解熱薬の投与などの対症療法が中心です。弱毒ムンプス生ワクチンの接種が最も有効な予防手段で、生後12か月以上の小児および成人に接種します。
MMR(麻疹・おたふくかぜ・風疹)混合ワクチンとして使用している国が増加しておりますが、わが国では、現在は副作用の問題から中止されています。

米国の場合は予防接種済み証明書の提出が基本的に要求されますので注意が必要です。

ワクチンの副反応として、接種後2週間前後に軽度の耳下腺腫脹と微熱がみられることが数%あります。重要なものとして無菌性髄膜炎がありますが、約1,000~2,000人に一人の頻度で自然感染時の10%にくらべて低い頻度です。

患者と接触した場合の予防策として緊急にワクチン接種を行うのは、有効ではないとされています。有効な抗ウイルス剤が開発されていない現状においては、集団生活に入る前にワクチンで予防しておくことが、現在取り得る最も有効な感染予防方法です。

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